『独占欲』
ベッドで眠っている彼女を見る。
最初はただ見守っているだけで良かった。君の笑顔が見れるなら、それだけで満足だった…はずなんだ。何時しか君の笑顔を見る度に、胸に黒いドロドロとした感情が溢れてくるようになった。傍にいてほしい、俺にその笑顔を向けて欲しい、……俺以外にその笑顔を向けないで欲しい。
それを初めて自覚した時、びっくりしたよ。他人にこんな感情抱くのは初めてだったから。でも、1度自覚したらもうダメだった。君を独り占めしたいという感情が日に日に強くなって俺の中で暴れ回る。
だから…今日、実行することにした。眠っている彼女の頬を撫でる。赤い月の光が俺たちを歓迎しているようだった。
「すまない…俺と一緒に行こう」
その夜、1人の女性が消えた
【欲望】
3/1/2026, 2:08:40 PM