Nonexistent person

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ページを捲る

まっさら記憶の1ページ
純白の紙に滲む旅路
奇跡の軌跡がそこにある
筆跡を残して何ページ
今日もまた1つ捲らなきゃ
それの反復作業が脳にプログラムされているから
数多の星の中からここを選んで何ページ
誰かに決められる色よりも自分で決める方が綺麗だから
奇跡を紡いで彩って
水彩世界が目の前に広まる
朧月さえ鮮明に移るほど不明確に
未来や夢さえ一期一会で
選んで彩る何ページ
捲る感覚が愛おしい
これだからやめられないのだ
嗚呼、また朝だ

9/2/2025, 10:17:07 AM