にこ

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幼い時の将来の夢は分単位で変わっていた気がする。幼稚園の頃は特にピザ屋さん、ケーキ屋さん、アイスクリーム屋さん、お花屋さんなどの店員さん 。テレビで写った人が全て将来の夢になっていた。中にはパトカーや救急車、戦隊モノ、プリキュア、うさぎさん、と絶対なれないものでも夢にあげていた。

小学生の時は少し進化して、パティシエ、料理人、先生、お父さん、お母さんと具体的になった。そして大きくなるたびに将来の夢は叶いにくいものだと知った。叶わないから夢なのだと覚えていくようになった。

中学生では将来の夢は無いという人が多いだろう。将来の夢は叶わないもの、でも叶えたいもの。他人に言うのも恥ずかしい、現実的でないものは 言いたくない。夢叶ったんだ、良かったねと思われたい。そうして将来の夢から離れていく。将来の夢は消えていく。

高校生、夢を叶えるための一番の岐路。幾千幾万の選択肢の中から夢を叶えるために選択し、3年間の全てを注ぐ。ああなりたい、こうなりたい、を叶える絶好のチャンス。ただ、積み重なった約3年が邪魔をする。言いたくない、夢などない、将来の夢なんかバカらしい。そうして人生が決まっていく。

私の夢は小説家。作家になりたい。
幼い時は本を書く人。小学生ではこんな本を書く人。中学生では小説家。高校生では中高生向けの小説を書く作家。大学生でも、社会人になっても、『これからもずっと』

4/9/2024, 7:24:38 AM