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怖がり

「怖がり」というと、一般的にはネガティブな響きがある。「私って、いつも怖がりで、一歩を踏み出すことができない」などという場合もあるだろうし、もっと単純にお化け屋敷なんかでは、すぐ悲鳴を上げてしまうなんてこともあるだろう。

しかし、それは見方を変えれば、未知の領域に対して、種々のネガティブな要素を想定する能力であったり、怖いものを素直に怖いと思える、ある意味での能力ではないだろうか。

考えてもみて欲しい。人類はその歴史の大半を、人間以外の大型動物などから、身を隠し、子孫を残してきたわけだが、「怖れる」という能力が全くなければ、ライオンやトラに食べ尽くされて、当の昔に絶滅させられていただろう。

そう考えれば、怖がりというのも、そんなにマイナスのイメージでとらえる必要はないではないだろうか。むしろ、細心の注意が払える能力があると、ポジティブに変換して自分の強みとして意識してみるのもいいかもしれない。

3/17/2024, 9:04:28 AM