『流れ星に願いを』
「おっ」
バイト帰りに流れ星がなだらかな弧を描いて飛んで行った。
流れ星だったようだ。
あまりにも一瞬の出来事で願いを言うどころか
願いの内容すら出てこなかった。
あと2、3回流れないかと期待し夜空を数秒見つめていたが、
少し先の街灯の眩しさに目が慣れて真っ黒な空を見つめていた。
流れ星は諦めたが、少し願いに内容を考えてみた。
給料が上がるように、仕事で褒められるように。
みんなからモテるように...
邪な願いばっかな皮算用で考えるのをやめた。
それに1回限りの流れ星に出会えただけでもラッキーで、
今の自分なら全部叶えれそうだったから。
気分を上げながら少し浮ついた足で家を目指した。
語り部シルヴァ
4/25/2026, 10:41:40 AM