いす

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ここでとりとめもない話をしはじめてもうすぐ100日になる。大体は創作の根やアクセントに後々使われるが、その日その日書くものなので、間接的に日記という機能を兼ねており、読み返せばその日何があったかを薄っすら思い出せる。
君がいなくなった翌日の朝の空気を思い出している。日々書き換えられていく記憶が、「これはあの日の朝の空気です」といった顔をどうにか取り繕って私にその瞬間を差し出す。その不確かで曖昧な記述や行動や現象に囲われながら、君の不在という確かな事実を抱きしめている。

12/18/2023, 9:51:25 AM