旅路の果てに
半世紀前のウエディングスピーチでのこと
兄の様に慕っていた従兄弟からの最後のメッセージは「…この子を外の世界へ連れ出して欲しい…」だった
旅行好きの彼はこの時最高の印籠を手にした
家庭を持っても私の為にと言いつつ旅三昧
そんな彼に引っ張られて40年、内向きな私でもいつしか旅慣れて今に至る
ツアーでは行けない様な諦めていた場所へも行った
特に個人旅は地球の歩き方片手に決断の連続でそれ次第では挫折にもなれば経験値が爆上がりすることもある
繰り返していくうちにプランの当たり外れは運次第だと悟り、いくら準備を周到にしていてもストライキに遭うし…仕方がないことが多々起こると受け止められるくらいには進化した
そして近年Googleを駆使すればかなり快適な旅ができ醍醐味は旅先での人との交流に変わって来た
先月も旅に出た
自分の前半の人生は安全であることに終始して挑戦を避けて来たヘタレだった
それが夫と一緒に思いもよらない経験を国内外で重ねて来て、今ではハプニングを得難い体験だと思い、マイナスの気分もまあまあ引きずら無くなっている
井の中の蛙だった私は目を白黒させ固まりなりながらも海を越え言葉の壁に戸惑い異国の食べ物を試し…心震える非常識体験を重ねている
冥土の土産はそこそこできた
お次はチョイと月へでも
その前に従兄弟へ感謝状を贈っておかなきゃ
2/1/2026, 5:18:58 AM