14歳になった底辺

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今まで何故かモヤが掛かっていて、急にそれが晴れる事ってあるよね。
私はそういう事だと思うな。

何で今まで思い出せなかったんだろうって思う反面、この今思い浮かんだ事は夢なのか白昼夢ってやつなのか
でも実際に体験して遊んだんだよ。

確かあれはまだ5歳だった時、私にはいつでも一緒の友達が居た。
見た目は髪が長くて虹色で、肌は真っ青。
爪は長い時と長くない時があって、鼻は豚みたいだった。
角があって、それに捕まってぶんぶん振って貰ってその遊びが何より好きだった。
その子は私に尽くしてくれて、いつでも私の意見を尊重してくれた。
彼女か彼かはわからなかったけど、私はその子がお母さんよりも好きだった。

というのも、その頃はちょうどお父さんが死んだ時だったから私に無関心で、いわゆる鬱状態だったんだろう
別に恨んではないけど。

ただ私はその間退屈しなかったってだけで
でも何故そんなに楽しかった事を今まで忘れていたんだろう。一度忘れてもう一度フッと思い出すことなどあるのだろうか。
誰に言っても信じてもらえない。
イマジナリーフレンドってやつで片付ける人が大半だ。
でも私はしっかりみた。さっき言った通り私はツノに捕まって遊ぶのが好きだった。
その角が存在していないと、私はこの横にある壁に穴を開けずに済んだはずだ。
これを作り話か本当の話か、私が嘘つきの泥棒か正直はな人かは貴方が決めたらいい。

7/18/2024, 1:51:36 PM