からからと、アイスブルーの飴が鳴る。ラムネ、ミント、あるいはダイキリ。「それはないか」飴だし。手の中で、瓶の内で、アイスブルーの飴が鳴る。丸い透明さは色ガラスに似て、どうしても思い出す。アイスブルーの飴が鳴る。ひとつ消える。「ちょっと」「ただいま、考えてた?」「お土産って言ったくせに」「ちゃんとあげるよ」濡れたようなアイスブルーが、ソーダを含んで落ちてくる。【澄んだ瞳】
7/30/2023, 3:07:32 PM