病室
夜勤やってた時の話……
とある精神科なのですが
拘束というものがありまして
その拘束をされている方がいました
昼間も夜も拘束をされていました
その方は、動くことはなくぶつぶつといつも
何かを話していたのをよく覚えております
そのとある夜の話です
精神科の夜なので、皆様、薬を飲んで寝ているため
私の足音だけが響く状態でした
その方の病室は、大広間の一番近いところだったので
部屋を回る際に一番最初に回る予定でした
部屋の前まで来ると
突如、後ろからその方が声をかけてきました
当時も今も意味がわかりません
会話はできてませんが、
こちらの意思は伝わったのか、何も暴れることなく
部屋に戻り、元通りにさせて頂きました
その後は、何度かすり抜けをするという
危険なことを何回もやられました
という嘘のような本当の話
あれは、こまりましまねぇー
8/2/2023, 10:20:57 AM