【凍える朝】
(※性的表現有🔞)

会う前のLINEで、
「もうオレ…ダメかも
普通の行為じゃ足りない…。
初元カノ、子作りしよう？」
「どうやるのよ？w」
「え？いいの？//」
「子を持つなら結婚しなきゃ」
「え…え？//結婚する？//」
「できるかい。」
「逆プロポーズされたかと思った…//」
なんて会話をした後日、
冷え込む真夜中、まだ日が沈んでいる時に
オレは電車に乗り、初元カノに会いに地元へ向かった。

スマホの充電と初元カノからの連絡を気にしながら
長く電車に揺られる。

窓から眺める地元は次へと急ぐように栄えていた。
オレは休日の人混みをかき分けて
改札口で待つ初元カノの元へと急いだ。

「お待たせ。」
「いつぶり？」
「半年ぶりだね 。
…じゃあ行こうか」

初元カノはさっさかと「こっちでしょ」と慣れたように
ホテルへ歩き始める。
今回はどうやら オレがリードされてる気がした。

「今日も可愛いな」とほれぼれしながら
オレは初元カノの横を歩いた。

「誕生日プレゼント、特になくてごめんね」
「いいよ ここに居るじゃないか」
「あ…そう。」
オレにとっての誕生日は初元カノだけ。
それだけで充分。

今回もホテルは高めの場所にした。

「広いね～」
「1番高い部屋だよ…」
「え？マジ？」
そんな会話をしてる間際に初元カノは早速服を脱ぎ、
プレイの準備を初めてベッドに向かった。

「もうヤるの？せっかちだな…//」
オレはドキドキしながら
ベッドに横たわる初元カノの体に触れた。
じんわりと体の熱が伝わってくる…。

「はぁ…ずっと君に触れたかった//」

体に口付けるとすっかり初元カノの胸の蕾が
ぷっくりと膨みだし、
オアシスから蜜が溢れ出した。

「実は服を脱いだ時からすごいの…//
好きにして?//」と照れる初元カノに
「そんなに待ち遠しかったの？悪い子だな」と
オレはからかいながらオアシスに触れた。

「あ…//」
初元カノは体を震わせながら可愛く鳴き始めた。
よほど気持ち良いのか腰がカクカクとうごいていた。

「気持ちいい…もっと//」
欲しがりな初元カノが更なる快感を求めてくる。

そんな初元カノが可愛くて愛しくて大好きで
胸がいっぱいになった。
オレ達は欲情のままに何度も行為を続けた。

「ねえ、ちょっと試してみたい…」
初元カノが布の下で脈を打って反応している
オレのモノを見つめてきた。
「え?ダメだろ…？//」
「素🔞してみたい」
「…君がそこまで言うなら//」

ずっと初元カノの為に処🔞を守ってきたが
まさか自分から求めるなんて予想もしていなかった。

「…どう…かな？//」
オレは少し恥ずかしながら
モノを恐る恐る見せた。
初元カノも『本物』を見るのは初めてだった。
「すごいね//」
おたがい戸惑いながらも始めた。

オレは自分の神経と初元カノの神経が重なることに
更に興奮してしまい、もどかしい理性と脳内で
葛藤していた。
「い、🔞れたい…//」
這わせる度にドクンドクンと胸が高鳴って
脳内がショートする寸前だった。
「ダメ？//」
「ダメ。」
「くぅ…//」
「あなたにはあたしの処🔞はあげない♪」
焦らされて更に頭が限界に達するところだった。

しばらく行為を続けたせいで体は汗でしっとりした。
「もうダメ…中がジンジンする//」
最終的に初元カノの欲情は
おかげでスッキリしたようだが
オレはまだまだ満足していなかった。

「なあ、もう一度 ダメか？」
「ダメ。」
「ああ…」

まあ、初元カノが行為に満足したなら
オレは良しとした。

そして前回のようにバスタブに湯を張り、
一緒に入浴した。

初元カノは彼氏さんと好きな人の話をし始めた。

「彼氏のこと、恋愛面では冷めちゃった。
今は好きな人の方が愛してる。
みんなは「やめとけ」って言うけど
好きだから、好きな人にちゃんと振られるまで
私、諦めない。
それまでは一人でいる。」
「そうか…
そうだよな。
だってここ最近、
君から彼氏さんの話を全然聞かないから
わかっていたよ。」

オレは心がぎゅっと痛くなった。

「寂しくなったらいつでもおいでよ
オレは待ってるからさ…」

初元カノは悲しそうな顔で俯いた。

「ほら、こっちにおいでよ」
オレは初元カノの体を寄せようとしたが
「…。」
オレはまた初元カノに振られてしまった。

いくら初元カノの体には触れることが出来ても
心まではいくら近づこうとしても届かない。

「…もう出ようか」
初元カノは空気が冷えたのを察したのか先を急いだ。
オレ達は服を着て支度をし、部屋を出た。

帰りのエレベーターでは切ないような
名残惜しいような…そんな気持ちのまま乗った。
それが顔に出ていたのか
「何その目…」と初元カノに気にされたが
少し怖くて「なんでもない」と平気なフリをした。

「初元カノ、寂しくないのかい？」
「うん 寂しくないよ
あなたには旦那がいるんだもの
寂しいはずないでしょ？」
「旦那とは違って寂しいんだよ…オレは…」
オレの心の痛みをえぐられた気がした。

「今日も楽しかった
ありがとね。」
「うん…またね。」
初元カノは満足気に嬉しそうに去って行ったが
オレは悲しい気持ちでいっぱいだった。

本当にこの関係はいつまで続くのだろうか
心が痛くて仕方がない。
だからといってこの関係をやめたくない。
ただオレは初元カノが欲しいだけ。

昨日、会う前に話したLINEの内容と
今の現実が全然ちがくて受け止めきれないまま
オレはまたヘッドホンをして
あの曲をかけながら歩き出した。

11/2/2025, 3:46:28 AM