特別な存在
書けなくなったのを誤魔化すように短編m(__)m
シャっと、カーテンが開く音がした。
差し込む光が眩しくて、閉じた瞼に力を込める。
そのまま窓と反対に寝返りを打てば、握っていた布団を引きはがされた。
「起きて」
「…さむっ」
朝の冷たい空気が入り込んで、ベッドに沈んだ体を丸くする。
重い瞼をうっすら開くと、目に入ったのは、すでに身支度を終えた姿だった。
首だけ動かして、壁の時計を見る。
「…休む」
「バカじゃないの」
引きずられるようにして洗面所まで連れてこられ、なんとか顔を洗う。
シャツに袖を通し、ボタンをひとつずつ留めていく。
「まだ?」
「まだ」
いつも通り、鏡の前でネクタイに手間取る。
後ろから伸びてきた手が、慣れた様子で結び直した。
「朝ごはん…」
「時間無い」
渡されたゼリー飲料のキャップを開ける前に、手を掴まれて、そのまま駅へと走り出す。
「遅刻したら兄さんのせいだから」
前を走る背中を見ながら、ふと思う。
いつから、こんなに似なくなったのだろう。
一卵性のはずの弟の頭は、高校生になった今、十五センチも上にあった。
「ねえ凪右(なぎ)くん」
「…なに」
「スマホ、家に忘れてきた」
(後書き)
たぶんおはぎをはんぶんこした子たち。
書きたいものは、まだ3行…
3/24/2026, 9:57:20 AM