霧つゆ

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 「あ、」

 空に数百という単位が正解であろう数の隕石が落ちてきた。
 大量の流れ星が一斉に空を泳ぐ姿は、あまりにも美しく、息をするのを忘れてしまった。
 美しすぎる光景は、刹那の幸福であり、次に瞬きをした瞬間には、僕の住んでいた星は無くなった。
 感想を述べる間もなく、僕は、流れ星になった。

No.5 _刹那_

4/28/2024, 2:46:20 PM