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どこまでも続く青い空

山の頂きに立ち満天の紅葉に深呼吸、神々しいほどの朱や黄色に彩られた峰に手を合わす、神宿る神話の山。

そんな軽登山の予定だったのよ、秋の山ガールに装って、ほぼほぼ車で行ける峠道だからとドライブ、山頂近くの山小屋からの少しの登山
登山というには烏滸がましいウォーキングをする予定だった、山の入口には仔鹿がお出迎えしてくれた早朝神話の山の入口で仔鹿に出会うとはなんと有り難い。日々の喧騒を忘れ一時時間を遡り神代を想う。

その昔犬公方と呼ばれた殿様は犬にあらずは人にあらず犬を叩いた市井の町人は処刑されたが侍にあらずは人にあらずで切り捨て御免で斬り捨てられた。命の順列とは矛盾が多い(笑)
子供でもあるまいに、そんなものを声高に叫ぶアホ(笑)鹿は神の使い神馬も神の使いなら綺麗にその命をいただきもするこの世の理神代の昔から、アホで幼稚なグリーンピースに失笑犬のモラハラ訴え人間にモラハラ(笑)

そんな下界の汚れも洗い流す、神宿るその山頂から渡るどこまでも続く青い空に今日は霧が立ち込めていた、「残念だな」と私を見る夫に「そうでもないわ」と言った、「だって、見て雲より上にいる私たち笑」気温は下界のマイナス14度、山小屋で食べた普通のおうどんの美味しさ
そして、一番は約束が出来たこと「また、来年来よう」「今度はあの満天に彩られた峰をバックに写真とってやるよ」「この写真みたいな」山小屋の壁に飾られた美しい紅葉に彩られたプロの写真家が撮った写真を指差し夫は自信満々で約束した、「そうやね」と私は笑った。

ありふれた夫婦のありふれた休日の物語。

どこまでも続く青い空は来年の約束。


令和6年10月23日

心幸


10/23/2024, 11:35:22 AM