『雨上がり』
土や草木の匂いが
ふんわりただよう帰り道
閉じた傘を振りまわし
少年時代に戻る夜
親や子供の愚痴を聞き
仕事もカバーし疲れ果て
ハラが減ったと今、気付く
誘う相手はただ一人
雨上がり
何かあると会いたくなるヤツ
ふだんはめったに会わないくせに
雨上がり
それでもいつも駆けつけてくるヤツ
「暇か?」それだけでいいヤツ
たった一人いるだけで
しあわせだなって思ってる
それが親友って物ならば
その虹は、死ぬまで、掛け合いたい
6/1/2025, 11:05:35 AM