題名『燈火』
ロウソクに火を付けた時、ロウソクの蝋は時間が経てば火の熱で溶けて液体になっていく。
ロウソクの蝋は熱に溶けやすいのだから、当たり前だよね。
それを記憶に例えるのか…簡単だけど言葉にするのがどうも思い付かなくて面倒くさいな。
まぁどんなに忘れたくても、思い出したかったにせよ、今に残っているものは火じゃなくてロウソクだったもの、溶けた蝋の固まりなんだろう。
もしランタン自体が自分自身だったなら、中の炎は何度も消えて痕跡が積み重り残っていく、それをふと見た時にその時のロウソクを思い出す。
そいうものが記憶なのか思い出なのか、その時の灯りが何を照らしてるのか、
その時の自分が火なら何度も自分は生まれ変わって痕跡は足元にいるのか、
今の自分が、過去の自分を溶かして殺した、いや死んだわけじゃなく、ただ過去として固まってるだけ、そうだな。
剥がして溶かしてまた形にすれば、また同じじゃなくともロウソクとして使えるんだから、殺した訳じゃない、無くしたわけでもない。
それなら火の消え方はどうだろう。溶け切って消えたか、衝動で勝手に消えたか、他者からの吹きかけで言葉で消えたか、自分自身が吹きかけて消したのか、それが励ましか辛辣なものだったかは分からない。
とにかく火の消え方も自分自身の変わり方もそれぞれ異ったものである事で
ただ着飾るのも自分自身である事も疲れてしまうっていう話か。
11/19/2025, 9:15:36 AM