現実には存在しない甘い記憶に溺れ、貴女は身を震わせます。 そうして俺との情事に思いを馳せることをやめろ、とは申しません。 むしろ、俺としては誇らしく嬉しく、この身には過ぎた幸福だと思っています。 けれど、そんな幻影に縋らなくても、貴女は現実の世界でだって、人に愛されています。 貴女はそれを頑固に否定しますが、どうかそろそろ受け入れてくださいね。 何度でも申しましょう。 貴女は、人に愛される価値のある方なのです。
5/2/2025, 2:25:34 PM