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『凍える指先』


 冷凍庫みたいな 街角に
 薄汚れたタマシイの 放浪者
 小銭を拾って 自販機へ
 神さま仏さま ホットコーヒーさま

 しわくちゃな写真を 眺めては
 恋をしてた温度でも 暖を取る
 愛している…と つぶやけば
 溢れる涙さえ あの日のままだ

 排除され捨てられ 分別され
 終わっていく人生は ゴミにもならない
 眠れば死ねる 氷点下
 やさしい顔した 死神さま

 黄色い花火か フルムーンか
 凍える指先 伸ばしてた
 つかまえたいんだ どんな時も
 あなたとだったらと 夢見る…つづき

12/9/2025, 7:00:53 PM