1年を振り返る 良いお年を
大晦日、1年 最後の日
夕方にお雑煮と夕飯を作りながらこの1年を振り返る
「うん、推しとリアルに会う機会が多かったな」
1年を振り返った感想はこれだった
初のオフ会に参加したり、オフイベに行ったり、推しに会う為に仕事を頑張った1年だった
今年は頑張ったなー自分、なんて自分を褒めていると着信音が鳴る
『もしもーし!』
「お母さん、元気だね…」
ディスプレイを見て分かってはいたが、電話に出ると明るい母の声が聞こえて思わず思ったままの事が口から出た
『そうかな?
いつもと変わらないわよ』
「…
お母さん、用事は何?」
電話越しなのに首を傾げている母の姿が苦もなく想像できる
その事に対してこれ以上 話が広がることも無いだろうと要件を聞くと『そうそう!』と明るい声が返ってくる
『元旦は帰ってくるの?』
「仕事だから帰らないよ」
『そうなの…
たーくん達が来てて、貴女に会いたいって』
「そうなんだ」
たーくんとは兄の息子だ
“達”という事は兄の子供達3人が来ているのだろう
甥っ子達がいつまで滞在するのかを聞き、別日に帰ると伝えると「良いお年を」とお互いに伝えて通話を終える
「さてと、明日も早いしさっさと作りますかー!」
考え事と通話で途中になっていた料理を再開する
1/1/2025, 10:18:42 AM