『じゃあ、またね』と、
元気に手を振る君をいつものように見送って。
いつもより慌ただしい日々を過ごしながら、
君の帰りを待っていたけれど。
いつまで待っても、ギリギリまで待っていても、
君が帰ってくることはなかった。
ああ、あの日が君と最後に会った日になるなんて。
こんなことになるならば、
『一緒に行きたい』と、伝える勇気があれば、
まだ君と別れずに済んだのだろうか。
後悔でちくりと胸が痛むけれど、
その選択をしなかったのは自分自身。
何より私には、まだやるべきことが残っている。
この世界のどこかにいる君にも気づいてもらえるように。
私は私のすべきことをしよう。
そうすればきっと、
また君にも会えるだろうから。
6/27/2024, 1:53:23 AM