"ゼロからの"
初めての事に警戒するのは当然っちゃ当然。
警戒して下準備を念入りにしてから踏み出す人もいれば、警戒しすぎて踏み出せない人もいる。俺はどちらかと言うと、後者だった。
そのせいで、大切な友を失った。
それ以来、なりふり構わず突っ込むようになった。自分へ課した贖罪だと言い聞かせて、警戒する事を忘れさせて。
けれど、ちょっとずつ警戒する事を思い出し行動できるようになって、それまで『俺がやるべき』とか『俺がやるのが得策』とか、理由になっていない理由を並べていたが、ちゃんとした理由で説明できるようになった。
『理由が付けられるようになった』だけで行動は変わらない。だから周りからは『尤もらしい理由を付けて自分を傷付ける事を覚えた』と思われてるかもしれない。
『自分がどうなろうが構わない』。この考え方は変わらない。いや、変えてはいけない自分らしさなのかもしれない。
2/21/2024, 12:07:32 PM