四季島

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別れ際に、最初で最後の恋を君に




僕らは、やっとわかりあえた。
なのに、遅すぎた、彼女の死は近づいている。


彼女は、治らない難病だと聞かされた。
治療しようにもできないでいた。
僕は、彼女の姿を見て、唖然とした。何故なら、彼女の姿は、体の一部が固まったような姿をしていた。

彼女は、泣いていた。
僕は、もう一度だけ彼女の力になろうと決心した。
そう、彼女が、眠りにつくまで僕は彼女の恋人でいよう。
そう、思っていた。何故なら好きだったからそれだけだ。


『さようなら、おやすみ、そして、ありがとう』

僕は、最初で最後の恋が君でよかったと思っている。

9/28/2022, 1:03:16 PM