勿忘草(914.6)
私を忘れないで。
真実の愛。
真実の友情。
勿忘草の花言葉である。
ここ数日、ちょい長めの小説が書けていました。
妄想が捗っていたり自分の中で盛り上がっていると、お題をこじつけて色々書けるものです。
今回も上記花言葉を使って腐った話が妄想できたのですが、ちょっとお腹いっぱい気味なので小休止。
と、思ったのですが、お風呂に入ったら妄想が進みました。いつもそう。寝不足になるのに…。
残しておこう。
ちょっとだいぶ腐ってます。注意。
勿忘草(オリジナル)(秘密の手紙続編)(腐)
仕事を終えて我が家に帰り着くと、テーブルの上に、小さくて青い可憐な花が複数枚散らばっていた。
「かずくん?」
「おっ!お帰り、聡」
「これ、どうしたの?」
「ああ、これ、今日の仕事のお土産」
幽霊は物に触れられないのだが、彼が持つ仕事専用不思議スマホに、封筒に入るサイズの物であれば出し入れできる機能がついており、かずやは最近、それを使って時々こうしてお土産を持って帰ってくる。
僕は小さな花を大事に拾い集めた。
クローゼットの奥から、大事にしまってあった小さな瓶を取り出す。
「あ!それ!」
「懐かしいでしょ」
小学生の頃、かずやがハマっていた球団のグッズだ。
自分にくれたのをどう使ったものか、しまい込んでいたのだが、小さくて今回の花瓶にちょうど良い。
水を入れ、花を挿す。
花が少なすぎてパラパラ広がってしまったが、それもまた良し。
僕らはテーブルを挟んでしばらくその花を見つめあった。
side:聡
青い勿忘草。花言葉は真実の愛。
仕事のお土産だと言っていたけれど、誰かがこれを贈ったのだろうか。
しかしどうしてかずくんはこれを僕へのお土産にしようと思ったんだろう?彼、花言葉とか詳しくなさそうだし、お花にも興味ないと思うんだけどなぁ。
まぁ、男に持って帰るなら青が良いかな、くらいのテンションかな?
それにしても…すごく嬉しそうな顔してお花見てるなぁ。お花好きだったのかなぁ。意外。それとも懐かしい球団グッズの方かな?喜んでくれたのなら嬉しい。しかし…穏やかにそうやって微笑んでると格好良いなあ。僕でもドキドキしちゃうぞ!このイケメンめ!
side:かずや
青い勿忘草。花言葉は真実の愛。
聡への恋心を自覚したは良いが、とても言えるものではない。そこに今日の依頼と来たもんだ。
面と向かって言えない気持ちを花言葉で贈るなんて、なんて奥ゆかしいんだ!最期なんだからちゃんと言え!と思っちまったけど、ふたりの間ではなんか納得してたから、あれはあれで良かったんだと思う。
なんか感動して、俺も聡に贈りたくなったんだ。
伝わらなくていい。むしろ伝わらないでくれ。
ただ、俺の気持ちとして、彼にあげたかった。
自己満足だ。
俺が昔あげた子供のおもちゃのような瓶を大事に取っておいてくれた事も嬉しい。
花の向こうで聡が嬉しそうに笑っているのも良い。
ああ、可愛い。好きだなぁ。
2/2/2026, 1:06:13 PM