没みゆく理想を引き上げて
それは決して妥協ではない。軟弱であってもいけない。
それは崇高なものでもない。ただ讃美の対象としてだけ存在してはいけない。
それは現実を直視をできない弱者が掴む空虚な藁かもしれない。
それは時折、私やあなたの内側から出てきて行く手を阻むかもしれない。
それでも、だからこそ、それは人を絶望の淵から救ってくれるのかもしれない。
自らが思い描いた道を行くことは、しかし容易ではないのだから、私やあなたはそれを胸に宿すのかも、しれない。
5/21/2023, 9:32:18 AM