「ブランコ」
誰もが知っている公園の人気者だ。
いや、私はすべり台、ジャングルジムなど並みいる競合を抑えて、公園のトップスターだとさえ思っている
都市公園の場合、その管轄は国交相だ。令和元年で全国に54,000台設置されており、しかもそのうち約半数が、設置後20〜30年以上経過しているものだそうだ。毎年一定数のブランコが、撤去又は修繕されてる。結構対応年数が長いのね。
子供の遊具かといえば、そうでもない。東リベでタケミっちとナオトが握手するのもブランコだ。
公園で待ち合わせをする場合も、何に乗って待つかといえば、ブランコではないだろうか。
また若い女性が一人で乗れば「失恋ですか?」となり、中年男性だったら「リストラですか?」となる。
これがすべり台だったら、こうはいかない。中年男性が一人ですべり台。怪しすぎではないだろうか。絶対声をかけたくないし、すべり台の上から手を振って呼ばれても、完全無視だ。
これは何もすべり台が悪いわけではない。ジャングルジムだってシーソーだって同じことだ。つまりこの哀愁感は、ブランコのみが持つ才能であり、トップスターたる所以はここにあるのだ。
今日も一人でブランコに乗ってみた。気がつくと周りの子供たちが、いなくなっていたのはなぜ?
ブランコの哀愁、恐るべし。
2/2/2023, 9:04:56 AM