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香水
暖かい腕の中
ポカポカと香る、
まるで太陽のような、温かく、どこか微睡みを誘う匂い
その中にいると、
安心して、眠れたんだ。
君が長いこと帰ってこなくなり、
寂しい時も、布団から香る匂いが慰めてくれた。
日が経つにつれてだんだんと匂いは薄れていき、
胸に開いた穴がどんどん深くなる。
早く、早く… そう思いながら目を瞑る。
ようやっとその腕の中に包まれた朝、
初めて、眠りについた気がしたよ。

8/30/2023, 4:52:22 PM