片翼の悪魔が呼んでいるの私の後ろ、ずーっと向こう怒っているようでとても悲しそうで吸い込まれそうなほど深い美しい黒に包まれて。視界いっぱいに白が舞い上がったそれはふわりふわりと一本道を作るようにゆっくり、ゆっくり、小さな背中その真ん中辺りに紅色に染まる1片透明に笑う弱さを消さないように離さないように無垢なる者死がふたりを分けようとも何度でも来世を誓おう。―――こんな夢を見た―――見てない。
1/23/2023, 3:17:16 PM