君と、今日も勉強会。事情があって、いつもより長い時間だったの。「私これやるから」「あ、ならここでやれば??」「え、いいの?」「うん。このあとなんもないから」君は帰るのにも関わらず、私のために居残ってくれた。「結局こんな時間だよー、明日のために早く帰って寝よ!」「あ、そうだよね!結局どうすんの?」
「んーグリーンアッシュかな。夏には黒に戻すからこの半年で緑→青→黒って感じ」私たちは、夏からまた忙しくなるから会えないのかな…とも考えた。
でも、君の話している空間は、風を取り込んでいる部屋よりも何倍も暖かかった。
「どうしたの?誰か待ってる?」
「ううん。外寒いから、」
「あなた、それで来たの⁈⁉︎寒っ」それは、ニットを一枚羽織っただけ。
「車だったからね」「うわ、いいなー」
「あの人たちなんの話してんの?」「お土産の話。先生から貰ったんだけど、すごい美味しかったよ」「えーいいなぁー」
それで一緒に学校をでて、校門で別れた。
君は私と反対の方向に帰っていくものだと思っていたら、反対車線の横断歩道に君がいた。相変わらずの爆速自転車。ふふっと声をあげながら夜道を歩いていた。
1/11/2025, 12:42:43 PM