誰にも気づかれない透明な気遣いをして
迷惑をかけないよう透明な我慢をする
透明に自分を抑えた分だけ
濁った感情が湧き出てくると
自分の暗さにまた深く沈む
そうやって日々を過ごしていれば
濁りが汚れに変わっていくように
自分の明るさを見失ってゆく
透明とは 物体が光をよく通すこと らしいが
物体が私なら 光は世間
この世を生きてゆくためには
私たちは濁りを溜め込むろ紙になるしかない
人間が作り出す世界ほど
人間を苦しめるものなど無い
もう わたしたちは 透明にはなれない。
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5/21/2024, 2:24:11 PM