文スト呟き 🕊🐀 🐀🕊

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「Есть ли в этом мире бог?」

ふと、思い立って聞いた言葉は思っていたよりも部屋に響いた


『………』

暫し黙ったまま見つめる紫水晶の瞳が暗闇でぼんやりと光って

『Бога нет』

妖しい笑みを浮かべ囁いたドス君は、僕を押し倒してそっと肌に触れてくる

『ふふ、何故そんな事を聞くのですか?貴方は神に興味等無いでしょうに』

細い指先でつぅっと腹をなぞり、そう問いてくる親友にドキッとし、思わず躰を捩らせながらも

「君が毎日祈りを捧げているから気になって」と答えた瞬間、唇に柔らかいものが当たった

『神の事等考えなくていいのです。此の世は平等、何もしなくても神は誰にでも微笑みます』

「で、も」
驚いて裏返った声が出る。

くすり、笑ったドス君は続けて

『但し、貴方に神は居ません。手を差し伸べる相手も居ません。貴方はずっと一人なのです。』
『あゝ、そんな顔をしないで下さい…僕が居るでしょう?』
『僕が貴方の中のルールであり生きる意味、救世主【メシア】なのです…』

一気に畳み掛けるようにそう放つと、また唇に接吻を落とす


最近の彼はずっとこんな調子で

でも、僕に甘いドス君は優しくて魅力的で

「君がルールなのだとしたら、存外悪くないかもしれないね」

そう呟いて、躰を求めてくる彼に身を委ねた






お題 : ルール

ドスゴー 🐭🕊

4/24/2024, 3:04:23 PM