七海 和美

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お題「窓越しに見えるのは」
……またしても小説向きのお題でつらい!
窓越し……というと、ベランダが見えるのだけど。
その先は大抵洗濯物だし、更にその先は片道二車線の道路を挟んで、向かいはマンションの部屋だと思う。
というのも、向かいは地図で見ても一階を見ても有名企業の本社ビルなのに、その上はオフィスビルではなくてマンションになっているらしい。物件情報は見た事ないけど。こちら側にベランダこそついていないけど、カーテンがついてて窓があって、明かりが点いているのが、ビルじゃなくてマンションっぽい雰囲気を醸している。窓も狭くて小さいし。

実家はど田舎だから窓越しには瓦屋根と向かいの車屋さん(廃車を引き取るか故障車を修理するかどっちかよく知らない)のトタン屋根が見える。
あとうちの庭と車屋さんの裏側で、うちから実を落として元気に育った枇杷の木とか。

そんな両極端な環境だから、今頃の夏とか暑くて窓を開けると夜中でも車が通ってて割とうるさくて寝辛いのが困る……。
実家の夏は蝉が喚き散らしていて、それはそれで別種のうるささがあったけども。夏限定。
現住所で一番困るのはちょうど街灯が近い高さで、夜に遮光カーテンを開けているとめちゃくちゃ眩しいところ。
そんな理由から引っ越したいなと思いつつ、上の階の入居者がうるさくて一本筋違いの近距離に引っ越したという元同僚が四十万とか言ってて、ちょっとお金貯めるまで無理だなぁと思ってしまった……。
買い物に便利だから、もう少し駅近くで大通りに面していない、それこそ一本筋違いぐらいの場所が良いんだけども。
でも階段しかないから追加料金取られたって余談は有名過ぎる話で内心失笑した。(元同僚とは全く仲良くはない)
法律上だと五階建てまではエレベーターなしで大丈夫なんだっけ。エレベーターがあっても三階か四階にしか住みたくはないけど。
四階に住んだら蚊とか来なくて便利!

調べたら現住所は区内でも珍しく、地震が起きても川の氾濫に巻き込まれない地域らしいってのも気に入っている要素ではある。
窓から見えない徒歩圏内の川とかてっきり氾濫すると思っていた……。
でも今の勤務地は氾濫するでかい川を超えた先だから、勤務先で地震に遭ったら徒歩帰宅がかなりしんどい場所ではあるんだよなぁ。
10kmまでが安全圏で15kmまでが人による、20kmはアウトなんだっけ。元ネタどこだと思ったら、政府が公式に出している通達らしい。
そしてGoogleマップで調べたら勤務先から片道五時間らしい。てか21kmあるじゃん無理じゃん。
そもそも途中のでかい川が氾濫したら周辺水没するから家まで帰れない気がするけども。橋、落ちないのか?
片道二時間半以上は無理って記事も出てきた……。首都圏とかどうでも良いけど。
そんな遠距離だから、職場に帰宅用の靴を持っていこうと思いつつそのまま……。安全靴ください。

と言いつつ最近飲み水も確保していないレベルで防災意識が下がっている自覚はある。
常温で飲める味の安い水が異臭か何かで自主回収しているとの告知は見たんだけど、ロットNo.見て該当してなきゃ買っても良いかなとは思っている。……のに、いつも箱で買っているお店に告知なかったのが困る。
三箱買わなきゃ防災的にはマズイ。500mlペットボトルは数本あるけど、自宅避難できる量ではない。

缶詰パンと缶詰と防災トイレと水入れられるポリタンクは準備したけど、食事が足りない水も足りない。そして何より職場で被災したら一発アウトなんだよなぁ。
職場がウォーターサーバーを契約しているから水はあるけど人数割りしたら全然足りないし。
いい加減持ち歩ける0次防災セットを作ろうと思いつつ放置している。

「窓越しに見えるのは」という情緒溢れるお題から防災なんて掛け離れた話に着地してしまった。
ちなみに職場の窓から、春はめっちゃ綺麗に桜が見えたベストポジション。今は葉桜……と呼んで良いんだろうか、アレ。
今年の春は勤務し始めで言い出せなかったから、来年の春はちゃんと写真撮りたい。

7/1/2024, 1:50:23 PM