・6『好きな本』
グラウはスキュラの為になら地上の喜びを、
それ以上のものを海に持ち込めると思っていた
海の神の一員ならそれくらい出来て当然なのだから。
しかし好きな本を持ち込めるか?とスキュラ聞かれ
考えた末に海に書庫を作ろうかと考えた。彼女の為だけの海の図書館だ。
海底にスキュラの好きな詩を刻んだ岩を置くのもいいかもしれない。
しかし海の中で読書?
グラウは元木こりで字が読めず書けなかったのでキルケーに相談することにした。あの魔女なら自分の力になってくれるだろう。
【続く】
6/15/2024, 2:30:43 PM