1年間を振り返る
心新たに始めたはずの一月は、すぐになあなあの二月になる。いろいろあったはずなのに、今年のことを振り返ろうともぼんやりとしか思い出せないのは、流れていく雲のように一日を当たり前の日々だと過ごしていたからか。
晴れの日も風の日も雪の日も、大雨の日だってあったはずだ。
空がひとつとして同じではないように、荒れ狂ったり凪いだりする日を必死に生きてきたはずだ。
何を成し遂げようとも成し遂げられずとも、死線をくぐり抜けた自分自身が今を迎えているのならそれだけできっと十分だ。
12/30/2024, 4:24:53 PM