『夢じゃない』あなたの後ろ姿を見かけて、倒れそうに暑い風を受けながら走った。あぁ、私は夢の中でも、貴方をこんなにも追いかけてしまう。暑い、それに日差しが痛い。白昼夢にしては苦しい。随分リアルだと思った。曇り空が妙に湿気を含んでいる。“お、久しぶり”何日かぶりの貴方の声はやっぱり、透き通っていて、私の体に染み込んでいっては、この暑さから肉体も、精神も解放した。あぁ、夢じゃない。これは。本物の貴方だ。
8/8/2025, 2:25:35 PM