涼華

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「昨日と違う私」

会いにいこうと
ふと、思った

この暗がりの部屋で
膝を抱えたままの小さな私が
ふと、そう思った

聲がしたような気がした

その聲は
力強くもあり
優しくもあり
どこか懐かしく感じた

私は
その聲の正体を
心のどこかで知っている

その聲は
私を待っている
そうに感じた

それは思いがけない変化を生む

足がバネのように働いて
私を
立たせる 歩かせる 走らせる

弱虫で意気地のない私のまま
すべてを受け入れる




























5/22/2025, 12:21:04 PM