よあけ。

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︰涙の理由

涙はストレスを軽減させる効果があるとか、ホルモンがどうたらとか、副交感神経がどうたらとか。泣くのはただのストレス反応で悲しみだけでなく喜怒哀楽どれも一種のストレスだから悲しくなくとも涙は出るとか、このストレスへの抑制作用として涙を流すとか。感情がどうこうは二の次で涙はストレスへ対応してるというただの現象であるとか。共感能力が高い人ほど泣きやすいとか、涙をコントロールする機能が非常に強い人はめったに涙を流すことはないとか。

ならどうでもいいじゃないか。泣こうが泣かまいがただの脳の反応なんだろう?

泣く人は精神が軟弱だとか泣かない人は冷たいだとか。良いように言えば前者は優しい心の持ち主で素直な人だとか、後者は自分を律しコントロールできている人だとか言える。要は言い方次第だ。

涙で判断することが全面的に悪だとは思っていない。しかしたかが涙がなんだというのだ。涙を見ればそれだけでその人の人間性が判断できるというのか?

泣いている方が被害者で泣いていない方が加害者のような、泣いている人ほど辛い思いをしていて泣いていない人はそれほど辛くないかのような、安直な考え単純な思い込みもどうかしている。

涙を流している人の口から直接話を聞かない限り、涙を流していない人の口から直接話を聞かない限り、判断などできない。寄り添いや慰め共感をするにしてもきちんと話を聞いてからにしたい。それまではただの自分の憶測で勝手な決めつけに過ぎない。

涙を流すからなんだといいのだ。涙を流さないからなんだというのだ。どれもこれもただの反応で、本人が己の感情をどう処理しているかどう理解しているかだけの話で、外野がとやかく言う必要は全くと言っていいほどない。

泣きたきゃ泣けばいいし、泣かないなら泣かないでいい。それだけでいい。

10/10/2024, 6:06:08 PM