彼女が僕に向ける安心した顔が好きだ。その安らかな瞳の中に僕だけを写して欲しい。なんの曇りもない瞳が僕だけを捉えて離さない。「何?」僕は思わずそう言った。彼女の目線は心地よくて同時に恥ずかしさもあった。「ううん,なんでもないよ。」そう笑いながら答える彼女の姿は可愛らしいと感じた。いつまでもその顔を僕に向けてくれたらいいな。─────『安らかな瞳』
3/14/2023, 9:33:50 PM