日陰
いつも日陰にいた私に手を差し伸べてくれたのは君だった
陽の光を背後に手を差し出す君は後光が差してる神様のようだった
「一緒に遊ぼ!」
君に見とれていた私は君の言葉にハッとした
腕をグイッと引っ張られ、立たされた私に君は笑顔を向けて「行くよ!」と言った
今度は私と手を繋いで走る君の笑顔に私も自然と笑顔になった
日陰から日向に連れていってくれた君に私は恋に落ちた
この恋心はゆっくりゆっくり育んでいきたい
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まだ知らない君
産まれた時から一緒にいる幼馴染み
小さい時は一緒にお風呂に入ったし、泥塗れになって一緒に怒られもした
どんな小さなイベントも一緒に祝っていたし、世界で1番 君のことを知っていると思っていた
でも、今 見えている君の顔は見たことない
どんなに一緒の時を過ごしてもまだ知らない君がいると知れた今日を忘れることはできないだろう
1/31/2025, 1:21:27 AM