こんな夢を見た。白い砂浜。浅瀬。海へ顔を向けてまっすぐ立っている。日は高く、海面が白く光って見える。「今日の晩ご飯は肉じゃがにしようか。」隣で男の声がする。「でも…こんにゃくを紐にするのは大変だし。」海を見つめたまま、返答する私。「そんなの、とって来ればいいじゃないか。」男の声は当たり前のように答える。「どこから?」男は耳元で囁く。「とってきてあげる。」私の左耳を波飛沫が掠め、海に大きなイルカが跳ねていった。
1/23/2024, 5:00:25 PM