光と霧の間で男はさまよい歩いていた。どこへいけばいいのかわからない。ただ霧の中を闇雲に進んでいるだけだ。けれど、ふいに足を止めた。霧の中だがなんとなく辺りが見えるのだ。そうか霧の中にもちゃんと光が差し込んでいるからだ。それに気づいた男は光に向かって走り始めた。
10/19/2025, 5:48:07 AM