” 名前は、カンザキ シン
目が覚めたら、毎朝欠かさず
机の上の日記を読め!! ”
今朝、5時頃に目が覚めて、布団の中で
天井に貼ってあるソレを見つめる。
これは…何だ?カンザキ シンって誰だ??
ここは…いったい何処なんだ??
私は…誰なんだ??
何もわからない……怖い。
……日記……机の上の日記…?
とりあえず、読んでみよう…。何か分かるかも知れない
私は、布団から起き出しノソノソと机に向かい
深緑色の日記?らしい物を見つめる。
備え付けの椅子を引き、年季が入っているのか
ミシリッと音を立てながら椅子に腰を掛けた。
机の上には、ランプと電子時計が置いてある。
私は、ランプに手を伸ばしランプを点け
ボオッと柔らかい灯りの下、日記を開いた。
『 2024/09/11 おはよう。あなたの名前は
神前 神(カンザキシン)です。
ここは、あなたが暮らしている家です。
不安になったら、机の上の日記を開くこと。
まずは、2024/09/10の日記を先に読むこと。』
『 2024/09/10 おはよう。あなたの名前は
神前 神 (カンザキ シン)です。
ここは、あなたが暮らしている家です。
不安になったら、机の上の日記を開くこと。
2024/09/10にした事。午前中、家の中を冒険
その際に、るーむめいと の みこ さんと
一緒に周った。朝ご飯は、パンとミルク珈琲
午後は、みこ さんと手をつないで
スーパーへ向かう。途中、声をかけられたが
誰だか分からなかった…。返事に困っていたら
みこ さんが、助けてくれた。
後から、みこ さんに聞いたら、
いとう さんと云う名前の方だと教えてくれた。
みこ さんは、物知りな女性だ。
家に着いたら、日記を書きましょうね。と
勧めてくれた。お昼ご飯は、ソース焼きそば
寝る前に、みこ さんは、私の顔を擦り
寂しそうに笑って もう、寝ましょうか。
と、言っていた。…一体どうしたのだろうか?
また明日、理由を聞けば良いか…。
夜ご飯は、肉じゃが 』
……私は、昨日の1日を覚えていない。
その、前の日は何と書いたのだろう…??
『 2024/09/09 おはよう。あなたの名前は
神前 神 (カンザキ シン)です。
ここは、あなたが暮らしている家です。
不安になったら、机の上の日記を開くこと。
2024/09/09にした事。午前中、綺麗な女性を
家の中で見かけた。あの…。と声をかけたら
はじめまして、るーむめいと の みこ と
申します。きれいな声で彼女は応えた。
私は、みこ さんに心を奪われた。
あの…良かったらお茶でもしませんか?と、
誘ったら。フフッと笑って、はい喜んで。
と、返ってきた。笑顔が可愛い人だ。
私達は、縁側でお茶をした。楽しかった
朝ご飯は、白米、味噌汁、焼き鮭』
午後は、1人で、散歩をしに家の外へ。
天気が良くて、気持ちが良い。気分良く歩いて
いたら、みこ さんが泣きそうな顔をして
追いかけてきた。でーと したいなら誘ってよ!
私の腕をギュッと掴んできて、そう言った。
何でだろうか…?私の胸がチクンと痛んだ。
お昼ご飯は、炒飯
寝る前は、日記を書く。忘れずに
みこ さんが、こう呟いた。
はい。と応えた後に私は、こう言った。
明日も、あなたに会えますか…?と。
彼女は笑って。 会えますよ。と応えた
良かった…。安心した。 夜ご飯は、素麺』
……やっぱり覚えていない。
けれど、一つだけ確信した事がある。
これは、この日記は…私にとっての『カレンダー』だ
破られては捨てられる。破られては捨てられる
まるで、日めくりカレンダーのようだ。
だが…日記だと、破られることはない。
何故なら、過去に戻れるから。
そんな事を考えていたら、トントンと部屋の扉を叩く
ノックの音が聞こえてきた。カチャリと扉を開けられると、おはよう。ニッコリ笑って声をかけてきた女性に
私は…
……どちら様ですか? と尋ねた。
9/11/2024, 1:59:07 PM