UFOが星の散らばる夜空を斜めに横切る。
私はそれが流れ星だと知らなくて、のちに後悔する。
たった一瞬のその光景が、
一生に一度、あるかないかの大勝負の合図だと思って
私はUFOを追いかけようとした。
すると、隣にいた祖母が私の腕を掴んで首を横に振った。
「あれはね、UFOじゃないんよ。
毎日頑張ってるみーちゃんに
一つだけご褒美をあげようと神様がくれた流れ星だよ。
だから、追いかけるんじゃなくて
想いを託すの。
みーちゃんがいつも言ってる『小説家になりたい』に
近づく第一歩を流れ星が実現してくれるかも。
だから、次に見つけたら
みーちゃんの願いを流れ星に託そうね」
「その流れ星は次いつ来るの?」
祖母は逃げも隠れもしないで正直に言った。
「運がいい時に現れるんじゃないかな」
4/26/2026, 5:28:20 AM