いつか君が語ってくれた夢。
僕には眩し過ぎて、荒唐無稽に思えた。
叶うわけがない。
出来るわけがない。
頭に浮かぶのはこんな後ろ向きな言葉ばかり。
君が目を輝かせるたび、僕はそんな頭に浮かんだ言葉を意識の外へ追いやる。
僕には君のような夢は見られないけれど、君の夢が叶うように全力で背中を押してあげる。
だってそれが、僕の存在理由だから。
叶うわけがないそんな夢も、叶うと信じている君がいる限り出来るだけ信じてみるよ。
だから、君はそのままでいて。
END
「君が見た夢」
12/16/2025, 3:50:14 PM