récit

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エルフは白い羽飾りのついた帽子をかぶって、東の方向へ一歩一歩進んでいった。

緑豊かな森を抜け灼熱の砂漠を越えていくと、目の前には、巨大な岩山がそびえ立っていた。

先に進めるか不安になったが、そこでエルフは思いっきり帽子を空へと放り投げた。

帽子は白い鳩に姿を変え、軽やかに岩の向こうへと飛び立っていった。

それを見たエルフは、鳩を追いかける決意を胸にして、岩山に向かって足を踏み入れた。

ひと足ひと足確実に岩山を登って行った。

「帽子かぶって」

1/29/2025, 3:45:28 AM