佐目毛

Open App

そこは私が知らない世界だった、歩いても歩いても同じ様な道が続く、枯れ草と石ころばかりで、休む場所も無い。太陽が容赦なく照りつけ、全身をジリジリと焼く、私は目の上に片手で日除けを作り、道の先を見つめた、はるか遠くに家の様な物が見える、そこまで行って水を貰おう、そう思い私は頑張って歩いた。そして、そこに着いた。そこに有ったのは家では無くバッテリーの上がった私のオンボロ車だった。

6/28/2025, 4:02:27 AM