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「ねぇ、主様。」
夜深い時。
ラムリとお酒を飲んでいた。
私はだいぶ飲んでいたので酔っていた。
「どしたの?」
ラムリの声は少し低かった。
「これから…館を抜け出して…2人だけで星を見に行きませんか…?」
彼は真面目な顔をして言った。
真面目な彼の顔に少しドキッとしながら答えた。
「ふふ、だめだよ。でも…行きたいなぁ。2人で」
顔が熱い。
私はすっかり火照ってしまったようだ。
「!…嬉しいです。主様。」
彼ははにかんだ笑顔で答えた。
「じゃあ、いつか…行きましょうね!
2人だけで…遠い…遠い空…綺麗な星を見に!」
「そうだね。ラムリ。」
「遠い空へ…2人だけで行きましょうね。」
彼は私の目を見つめながら声のトーンを落として言った。
「…………うん。」
彼の目を見ていると、意識がふわふわしてきた。
「一緒にいこうね、主様。遠い空へ。」
そう言われたあと。私の意識は途絶えた。

4/12/2024, 10:40:11 AM