『ぬるい炭酸と無口な君』
夏の暑い日。
受験勉強をするため、図書館に来ていた。
図書館は涼しく、快適だった。
数時間後。
クラスの男子が来た。
彼は普段無口で、誰かと話しているところをあまり見ない。
私は気にせず勉強を続けた。
すると、彼が私に近づいてきた。
「勉強…?えらいね」
「うん。受験も近いし」
「俺も勉強しないとな」
「お互い頑張ろうね」
「そうだね。そうだ、これあげる」
そう言うと彼は、炭酸のジュースを差し出してきた。
「え?いいの?」
「うん。少しぬるいけどごめんね。それ飲んで勉強頑張って」
「……ありがとう」
彼は去っていった。
私は勉強することができずに、彼から貰った炭酸のジュースを見つめていた。
「なんでだろう……ドキドキが止まらないよ……これじゃあ勉強…できないよ……」
受験という辛い時期に誰かに応援されると、嬉しいですよね。でも、好きな人とかに応援されたりすると、逆に集中できないかもしれませんね。
氷雅
8/3/2025, 1:16:07 PM