温泉には
多くの人が来る。
特に9月は多い。
それに色んな人が来る。
9月は環境がガラッと変わることが
毎年あるので、
言わば
センチメンタル・ジャーニーということ。
ここは白雲峠にある温泉宿、
「真夜中の泉」。
私は今夜も
フロントスタッフとして
お客様を出迎え、ご案内する。
普通の人間のお客様から
ネブラスオオカミのお客様まで、
真夜中の泉は
白雲峠のみんなに愛されている。
なぜ名前が真夜中の泉かというと、
ここには露天風呂があって
真夜中に丁度どの温泉も
暗く黒くなり、
そこに星屑と月が浮かぶから。
もちろん営業時間が
真夜中からだからっていうのも
あると思うけどね。
建物が全て木でできたこの温泉宿は
白雲峠で1番遠い場所から来てくれる
プチ旅行を楽しむお客様も大勢いる。
私はそんな
温泉を楽しみにしながら
受付をするお客様を見るのが
毎日とても楽しい。
ここのフロントスタッフは
頭が痛くなるほどの靴箱の鍵の保管で
少しきつい所があるが、
お客様の楽しみそうな顔は
私たちフロントスタッフの仕事を
笑顔を使って応援してくれている。
"Good Midnight!"
今日も温まりたいお客様や、
プチ旅行しに来たお客様が
フロントへとやってくる。
9/15/2025, 3:39:45 PM