こんなときにいつも、思い出してしまうのはきみのことなのだ。その度にわたしは、きみをすきなことをただ思い知らされて、むねがきゅうっと締め付けられて、それからどうしようもなく、きみのことが憎たらしくなる。
だってさ。だって、いつもわたしばっかりじゃないか。わたしばっかり。わたしばっかりが、きみのこと、すきで。だいすきで。
(きみはさ)
わたしのこと、思い出したりするの。そんなとき、どんなきもちになるの。わたしはね、わたしは、わたしはさ。このこころのなか。ぜんぶきみに、ひらいて、見せちゃいたいんだけどさ。
(でもそんなことしたら、きっときみに、きらわれちゃうね)
/脳裏
11/9/2023, 4:30:47 PM