人の形を得てから、ここまで
頭の重りとして肥大し続ける中身
筆舌には尽くし難い事柄の海を
長らく彷徨い続けている。
いつか、あの世に行った頃
この長い後悔を思い返すのだろうが
私のそれらに耳を傾けてくれた貴方が
少しでも波を避けられる助けとなれたなら
悪くはなかった、寧ろ幸いだったと
そう思える気がするよ。
後悔だとしても伝えたい宛名があるだけ
救いがあるんじゃないかと傲慢ながらも
心のどこかで私は信じてしまうからさ。
ー 後悔 ー
5/15/2024, 3:08:42 PM